白塔ー瀋陽日記

 ほぼ1年ぶりに白塔(バイター)に行ってみた。激変していた。1年前、朝の太極拳に参加していたので、早朝の5時半から白塔のそばの作りかけの公園の広場に行っていたものだ。その時は、あちこちを掘り返しているわ、道路は作りかけで 未舗装だわで、前日が雨だったりすると、ぬかるんで、自転車も乗り入れにくくて、つい行くのをやめてしまっていた。
 先日、帰国した同僚のsoujuさんの写真や数学のSさんの絵などを見て、とても変わっているなと感じたので、ぜひと思い切って出かけてみた。
 以前は途中で高速道路の工事現場を横切っていたのだが、高速道路はすでに完成して、車が何台も行き来している。以前、横切っていた道路は目下工事中で、進入禁止。少し前に進むと、世紀路というバス道との三叉路に高速の下をくぐってバイパスに通じる道ができていた。つまり、三叉路が十字路に変わっていたというわけだ。(こう書くと、いかにこの辺りに来ていなかったかが分かる)バイパスの白塔により近いところにでるようになっていた。
 そこから、行き慣れた道を自転車で少し行くと、白塔が見えてきた。塔は変わらないのだが、周りの風景が一変していた。
 広い白塔公園の間を白塔河が蛇行していて、そこに太鼓橋のような木橋が三つほど架かっている。まだ若い植栽が一面を埋め、花壇、広場、遊具などが、点々と設置してある。

 日曜日の午前11時過ぎだから、あちこちの日陰に、おしゃべりする老人たちや孫を遊ばせる祖父、祖父母・親子の5人連れ、若いアベックなどが見える。1年前の砂埃やぬかるみの白塔のイメージが残っていたので、その変りように驚いた。
 瀋陽政府も、やるなと実感した次第だ。驚いたのは、これだけではない。白塔市場も激変していた。