酸菜3−瀋陽日記

 酸菜
 教えていた学生がメールに「酸菜入りの餃子や酸菜入りの饅頭などがよく作られている」と書いてくれていたのを読んで、急に餃子が食べたくなった。以前に買い置いた「餃子粉」を取り出して、昼のうちに捏ねて、寝かせておいて、夕方から餃子を作った。酸菜とニラ、豚肉ミンチで餡を作り、夕方から作り始めた皮に包んで大小取り混ぜて、20個ほどの餃子ができた。ちなみに、餃子粉1kg9.8元だった。製法を少し。
 餃子粉200gに水約100㏄を少しづつ入れて、粉を練り、ボール状に丸めて、冷蔵庫で3時間ほど寝かせる。2個に切り分け、1つを細長い棒状に伸ばし、それを10等分する。10等分したものを、手のひらで押し広げ、最後は麺棒で均一に広げる。こうして、20枚の皮を作り、先ほど書いた餡を包む。
 以上の工程が今回は意外と時間がかかった。できた餃子を焼くか蒸すか迷ったが、やはり中国式に蒸してみることにした。お湯が沸騰してから、約20分ほどで、皮が全面的に透き通って見えたので火を止めた。中國ではそのまま食べるのだが、ついいつもの習慣で、蒸している間に餃子のタレ(酢・醤油・辣油)を作ってしまったので、そのタレに少し浸して食べた。そのままでも、少し薄味だったが、十分味わえた。初めてにしては、まあ良いできかな。一つ失敗があった。蒸し器に餃子をそのまま並べたので、蒸し器にくっ付いて、幾つかは皮が破れて悲惨な状態になっていた。
 家人に聞いてみると、そんな時は白菜かキャベツを下に敷くのだと言下に言った。さすが、キャリア40年(?)のベテランだ。脱帽!!