2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

旧友−日本日記

日本に戻っている機会に、旧友に関することを幾つか書きたい。 まず、Yさんのこと。Yさんは若い頃解放教育の先進実践校として有名であった工業高校での同僚である。同僚と言っても、Yさんは60年安保の指導者の一人として、京都府学連で活躍した活動家で…

開拓団ー日本日記

「開拓者たち」というテレビドラマのビデオを見た。丁度、先日、NHKBSプレミアムで最終回をしていたが、見たのは第一回の「満州の花嫁」として主人公たちが満州の「千振」に渡る所だった。宮城県出身の主人公の村は明日食べる食料にも事欠くような極貧の生活…

病院巡りー瀋陽日記

21日に日本に帰国して、今日ははや23日(春節)、横浜中華街は春節期間に40万人の観光客を見込んでいるという。神戸の南京町も盛況のようだ。しかし、私はあちらこちらの病院を回った。まず皮膚科、というのも、瀋陽の空気が乾燥しているからか、顔が湿疹の…

帰国ー瀋陽日記

明日から日本に帰国する。予定では2月17日に中国に戻るはずだ。 我々にとっても学生にとっても夏よりも冬の春節休みの方が長い。高2以下の学生は1月20日から2月19日までというほぼ1か月の休暇になったので、とても喜んでいた。3年生だけは1月30日から授業開…

打上げー瀋陽日記

今日は職場の忘年会兼打上げの食事会だった。職員が職員食堂に全員揃った。1テーブルに8,9人で12テーブル。凡そ100人ぐらいの職員が一堂に会した。例年は音曲の出し物があるのだが、今年はそれもなしで、割とあっさりしていた。食事は来客用に出すメニュー…

暖春2−瀋陽日記

映画『暖春』を見た後、気になってネットを調べていたら、連続テレビドラマ版の『暖春』を見つけて、今、はまっている。全26回の放映だが、配役や設定にいくらか違いがあった。宝老爺は同じ俳優であったが、小花や宝柱夫婦の配役(キャスト)が違っていた。…

誘拐ー瀋陽日記

赤ちゃんの誘拐が組織的に行われていたという報道が、昨年の12月中旬にあったらしい。映画『暖春』の話をしていたら、妻が教えてくれた。早速調べてみたら、恐ろしいような報道がなされていた。 「 赤ちゃん誘拐で巨大ネットワーク=2年半で1万8500…

暖春ー瀋陽日記

『暖春』とは映画の題名であって、決して瀋陽の春節が暖かいと言う訳ではない。実は『山の郵便配達』で知られる霍建起監督の『暖(nuan)』という作品を探していて、この作品を見つけた。山西省電影制片と書いてあった。監督は烏蘭塔娜(ulantana)という、…

映画ー瀋陽日記

日本から送って貰う「中国語ジャーナル」のなかに、劉徳華(アンディラウ)と成龍(ジャキーチェン)のインタビューが載っていた。記事は昨年の新作映画『新少林寺』についてだった。そこで、なんとか、『新少林寺』を手に入れて、昨晩から今日の午前中にか…

旅順3ー瀋陽日記

大連・旅順観光は対象(客)によって全く違うらしい。つまり、中国人か日本人かロシア人かによって、コースはがらりと違うそうだ。中国人は203高地や水師営などには全く興味がない。それよりも蛇島観光などが喜ばれる。中国人は蛇や龍がとても好きだから…

年賀状-瀋陽日記

日本に戻った妻から連絡があって、沢山の年賀状が家に届いているという。私の心算では、夏に出した残暑見舞いが、年賀状の欠礼の連絡のはずだったのだが、「年賀状を欠礼させていただきます。」と書くのも季節はずれな気がしたので、書かなかった。その代り…

旅順2ー瀋陽日記

旅順の町並みは大連を小振りにした印象で、同じようにロシア風の建物などが残っていた。その代表的なものとして、旅順駅の駅舎が保存されていた。保存というよりも、今も駅舎として活用している。駅舎に入ってみたら、中には列車待ちの人々が行列を作ってい…

旅順ー瀋陽日記

東鶏冠山はこのように完全なトーチカだったが、同じような作りのものが、両杵炮山、盤龍山、二龍山に数多く点在していたようだ。それを突破するために、1万数千人の将兵が屍を塁々と晒していたというのも無理はないと感じざるを得ない。原作に司馬遼が書いて…

203高地ー瀋陽日記

NHKのドラマ『坂の上の雲』の「203高地」のDVDをやっと見ることができた。東鶏冠山から攻撃目標を203高地に変えて、決戦の後ようやく203高地の占領と旅順港砲撃を可能とすることができた場面だった。日本では12月の中旬の放送だが、私の手元にDVDが入ったの…

新聞ー瀋陽日記

知人が「瀋陽」に関する記事の載った、全国系経済紙の切り抜きを送ってくれた。そこに見慣れない言葉「C世代」が載っていた。ネットで当たってみると、C世代とは、コンピューター(Computer)を傍らに育ち、ネットで知人とつながり(Connect…

ラグビー―瀋陽日記

年賀のメールの中にラグビーの教え子の文が入っていた。こうして海外にいるのだから、夏の帰省時に、残暑見舞いもかねて、海外にいますと連絡した。それは、年賀状等は欠礼しますよという含みでもあったから、年賀に類する物を日本から期待してはいなかった…

新年ー瀋陽日記

新年を迎えるに当たって、学生からプレゼントと共に様々なメッセージをもらった。できるだけ原文のままで紹介したい。 ○○先生 新年おめでとう。 お元気になりますように 毎日楽しみして(楽しんで)くださいよ。 高1・●班 2012 正月 ○○先生 あけまして、おめ…