2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

中谷風の瀋陽日記

蘇軾(東坡) ウォルマートというスーパーで買い物をしていて、少し本が置いてある一角が目に留まった。ほとんどが、料理、健康法、などのハウトウ物か子供の絵本などだが、易しい古典の解説書などが並べてあった。そこで、唐詩・宋詞の本がないか探してみた…

中谷風の瀋陽日記

TV局 妻から連絡があるまですっかり忘れていた。先週の水曜日に、日本のテレビ局の取材があった。授業に行くと、いきなり副校長からテレビ取材があると伝えられ、いつものゲームを中止しておとなしくしていたのに、授業の終了まで取材がなかった。学生は、期…

中谷風の瀋陽日記

紅葉 紅葉というよりも黄葉と言った方が良いのか。ニセアカシア(槐)の木が色づき始めた。薔薇系の木、桜、李などは10月の中旬の1週間くらいで散ってしまったが、街路樹に植えられている桃の一種やこの槐の木、そして楊柳などはずっと青々としていた。そ…

中谷風の瀋陽日記

笈川幸司 ”カリスマ日本語教師”笈川幸司の講演を聞いた。2時間たっぷり、500人弱の学生を前に熱演するのは、掛け値なし大したものだ。何と舞台慣れしている人だろうと思って、あとでネットで調べてみたら、日大卒業後、衆議院議員公設秘書、漫才師、5年…

中谷風の瀋陽日記

試験 中間試験の季節になってきた。どこの国も生徒は試験が嫌いだ。なるべくなら、無い方がいい。教師もそうだ。しかし、試験はなくならない。やはり試験をしないと、必要な任務を怠っているように感じるし、そう見られかねない。昨日から、フウフウ言いなが…

中谷風の瀋陽日記

大連、林檎 暮れにカミさんが来ると言う。当初はハルビン旅行を考えていたが、寒いのは対応できないと言うので、もう一度大連、そして旅順に行こうと決めた。旅順はどうしても行っておきたいところだ。しかも、冬場でも比較的暖かい〈瀋陽に比べて〉所だとい…

中谷風の瀋陽日記

気温とナッツ 今日の最低気温がついに零下になった。最低気温-3℃、最高気温10℃が今日の気温だ。明日が0℃、10℃と徐々に暖かくなって、次の日曜日には8℃、19℃となっている。なかなか先が読めない気温の変動ぶりだが、こんな風に振り子が揺れるように…

中谷風の瀋陽日記

冬支度 冬に備えて、コートや深い靴を探しに中街の専門店街(故宮の真後ろ)に行った。寮を出るときに服装を間違えたと思った。シャツにチョッキを着て、上は秋用のジャンパーコートを引っかけて出たのだが、バス停まで歩く途中で寒さを覚えた。午後2時の段…

中谷風の瀋陽日記

ナッツと骨付き羊肉 先日、スーパーで買い物をしていて、ナッツ類の安売りをしているのが目に留まり、買った。その報告をしていると、妻から誕生祝にナッツが欲しいと要望があった。そこで昨日再びスーパーに出かけてかなりの量を購入してきた。榛子(ヘーゼル…

中谷風の瀋陽日記

朗報 今日になって、大学の教え子から、スカイプのメールが入っていることに気づいて、久しぶりに話をした。 彼女が連絡を取りたがっていたのは、教員採用試験に合格した報告をぜひ口頭でしたかったからだと言っていた。彼女は大阪市の中学校の教員採用試験…

中谷風の瀋陽日記

ドラマ 昨日のドラマの題名が分かった。「anego」日テレ系で2005年4月〜2005年6月の水曜ドラマだった。主演が篠原涼子、サブでともさかりえなどが出ていると書かれていた。道理で見たことのある顔だと思った。(私の認識はこの程度だ。)6年も前の映像が今教…

中谷風の瀋陽日記

ドラマ 今日は立て続けに2クラスでドラマを見ることになった。理由は先週の金曜日のドラマ鑑賞を許している日に授業がなかったため、1週間に1回ドラマを見ないと気が済まない学生たちの要望による。勿論、今日ドラマを見たら、今週の金曜日は授業だよという…

中谷風の瀋陽日記

ネット このブログも含めて、ネットに頼っているのだが、購入して使っていたモバイル・パートナーという無線ルーター(?)が今朝、突然パンクしてしまった。学生の薦めで、中国のサイトの映画・DVD・テレビなどの画像のダウンロードシステムをダウンロードし…

中谷風の瀋陽日記

語録2 ある人と話をしていて、中国の将来像に話が及んだ。その人は「ソフト面で中国が先進国に追いつくのにはあと50年はかかる」といった。GDP世界第2位になったが、国民の所得水準・消費生活といった面でも、あと20年もしないうちに日本に追いつくので…

中谷風の瀋陽日記

語学 2日続けて、在瀋陽日本領事館総領事にあった。1日は学校での講演会で講師として来校した時に、2日目は新しい教師会のメンバーの一人の講演会に参加者として来場した時だ。 彼自身の講演は、学校が依頼したもので、震災後の日本の復興状況などを話して学…

中谷風の瀋陽日記

小話2 小話の続きを。(学生寮は男子の階と女子の階が分かれていて、直接は行き来できない。) 「昨夜のこと、男子の階の舎監がペイさんだった。ペイさんの綽名は『犬』だが、その日は中学3年の女子寮が就寝時間を過ぎても煩かった。怒りを抑えられないぺイ…

中谷風の瀋陽日記

小 話 小耳にはさんだ話を二つ。 「国民党と共産党が戦っていた時、共産党が優勢ではなかった。だが、そんな時、共産党員の1人が1名の主席を選出しようと提案した。しかし、ある人が反対して言った。『どんな、そそっかしい(=毛)主席を選ぼうと言うんだい…

中谷風の瀋陽日記

太極拳 10月に入って、1度も太極拳をしていない。というのも、旅行に行く前の2日の日曜日の朝に行った時は、男3人でうろうろしていたのだが、旅行から帰って出かけてみても、いつもの練習場所にいつもの時間、誰もいなかった。時間が変更になったのかと思っ…

中谷風の瀋陽日記

感 心 中国に来て感心したことが数多くある。その第一に挙げられるのは、「年寄りを大事にする」ということだ。バスに乗っていて、どんなに混んでいても、老人が乗車してくると、若者が率先して席を譲る。ほとんどの年寄りは“ありがとう”か何か声を掛けて席…

中谷風の瀋陽日記

語録 40年前、この地でも「毛主席語録」が打ち振られていたに違いない。骨董市などに行くと毛語録が大量に並べられている。知人があの時代の記念に買い求めたが、結構な値段がしていた。1冊なら20元、3冊で50元と言っていた記憶がある。あの頃の言葉の群れは…

中谷風の瀋陽日記

お話 旅先で聞いた話を2、3書き留めておきたい。ガイドは文革の時代を幼少年期で過ごしている。1978年12月、改革開放時代が幕を開けて、1981年から大学入学統一テストが始まる。彼が日本語を選んだのは日本が好きだったからだし、中学・高校と選択した外国…

中谷風の瀋陽日記

中谷風の瀋陽日記

大連4 ロシア人街の後は大連埠頭を目指したが、埠頭には入れないため、フェリー乗り場に行った。フェリー乗り場の建物や、向かい側のビルなども戦前からのものだという。すると、戦前、下関や九州各地などへ出ていた船はここから出港していたのだ。その雰囲…

中谷風の瀋陽日記

大連3 星海公園は旧満州(偽満州)時代「星が浦」と呼ばれた有名な海水浴場であり、現在も7月、8月は海水浴客で「芋の子を洗う」(ガイドの言葉)状態だという。すぐ近くに大連自然公園などがあるが、今日はひたすら、海とバンジージャンプを眺め、公園内…

中谷風の瀋陽日記

大連2 旧南満鉄本社から旧満鉄病院に回った時、懐かしい名前の胸像に出会った。ガイドが「あれは誰だかわかりますか」と聞いた時は一瞬見当もつかなかったのだが、その名前を聞いて思い至った。胸像はカナダ人ベチューンだった。ここに関係がありますか、と…

中谷風の瀋陽日記

大連1−② 瀋陽北駅の込み具合は矢張り予想どおりだった。朝5時に起きて、5時半出発。6時10分頃の214番バスで北京街へ。そこから徒歩10分で北駅に着いたのが7時過ぎだった。すでに、沢山の人が列車を待っていた。今日は連休の3日目。観光地に行く…

中谷風の瀋陽日記

大連1 無事に、大連から帰り着いた。大変収穫の多い、充実した旅行だった。これで病み付きになって、ハルピンや長春、牡丹江等へも行ってみようかなと秘かに考えている。さらに、大連から煙台までフェリーで8時間ほどと聞いたので、そちらも興味が出てきた…

中谷風の瀋陽日記

気温 数日前に気温のことを書いたら、色々と反応があった。この時期、日本がまだ暑かったせいだろうか、最低気温5℃という世界が遠いことのように思えたのかもしれない。そして、今日、なんと最低気温0℃、最高気温14℃となった。確かに太極拳に行く朝の自…

中谷風の

中谷風の瀋陽日記

北駅 瀋陽には、瀋陽北駅と瀋陽駅(南駅とも言う)の2つのターミナルがある。大連行の列車の出発点が北駅なので、当日いきなりでは心もとないので、事前に改札まで行ってみようと計画していた。昨日の学生が一人、今日も付き合ってくれた。スタバで待ち合わ…