ドラマ『江』ー瀋陽日記

 NHK大河ドラマ『江ー姫たちの戦国』の第39話「運命の対面」から第42話「大坂冬の陣」までを一挙に見た。先日家から送ってきたDVDの中に入っていたものだ。今頃なぜ『江』なのか、しかも中国でというと、次のようなことからである。
 3年の文系クラスで『江』を見ていた。聞いてみると、日本語学習と、日本の歴史の勉強を兼ねているとのことだった。確かに戦国武将の名前がよく出てくる。しかし、ドラマの中の言葉が分かるのかと聞くと、時々難しい言葉(殆どは「御座りまする」「行こうぞ」といった古語)が混じるが殆どは理解できるとのことだった(中国語の字幕が付いている)。ならばと、家人に頼んで10月放送分からDVDに録画してもらった。
 アフレコの試合で2年生も見ていると知ったのはつい最近のことだ。日本にいる時はもちろん中国に来てからもNHK大河ドラマを中国人学生が見たがるなどとは思ってもみなかった。トレンディドラマだったら見たがるかも知れないとは思っていたが。日本国内でも、大河ドラマなんか見ているのは老人ばかりだと聞いていたし、そう思い込んでもいた。私自身は好きで、日本にいる時は毎週欠かさず見ていたものだが。
 久し振りに見てみて、映像は丁寧に作っているなという実感はあったが、やはり、韓ドラや民放のドラマに比べてテンポがとても遅い。どうしても間延びしてしまう。そこが何とかならないか。昔の和田勉の演出からこの40年間何も変わっていない。(CMを入れない分、間延びしているとの説もあるが。)