中谷風の瀋陽日記

 トラブルの一つは、風呂のボイラーから水漏れが起こり、一晩中雨垂れの音で寝つけなかったこと。翌日修理してくれるといったのに(私の中国語の理解力の範囲では)、翌日は全く使えなくなった。そこでもう一度頼んだら、すぐに修理してくれて今は快調である。
 部屋の様子を写真に撮ってみた。ツインの部屋で少し狭くは感じるが、配置を変えたりしてみたら、なかなか住み心地がよくなった。写真をアップロードしようとしているがうまくいかない。また改めてやってみようと思う。
 昨日の買い物はバスで行ったのだが、行く前に副校長から車内のスリに注意するように言われ、緊張していたが、同行してくれたアユさんがしっかりしていたからか何事もなかった。買い物に時間がかかり、昼までに帰れそうになかったので、スーパーマーケットの中で食べた。私は紅焼牛肉飯という中華牛丼風のものを食べたが、13元もした。寮の食事が一回につき2元から3元までなのに比べて割高だ。しかも味ももう一つ。矢張りこれからは寮の飯にしよう。
 バスといえば、かなり運転が荒っぽく、乗客が乗り終わらないうちに発車するものだから、危うく身体半分が置いて行かれそうになった。降りるのも、コールするボタンなどなく、早め早めに降り口に立って「降りますアピール」(アユさんの表現)をしないと次のバス停まで連行されることになる。
 朝散歩するようにしているが、朝はまだ肌寒い。ジョギングをしている人や散歩をしている人に時々出会う。ここは郊外の工場地帯の一角なので一般の庶民の家はほとんどないように思う。 散歩が終わるころに、出勤する人々に出会った。服装は一般的には地味で作業服やジーパン姿が多いが、時々スカートにスパッツ姿の女性を見ると、ひどく垢抜けして見える。