中谷風の瀋陽日記

 授業が始まってからは、毎日のように、教材作りとスピーチの指導などで、ゆっくり書いている暇がなかった。しかも、今朝から少し風邪気味なのか、喉が痛く、咳も出てきた。
 土曜日に「日本人教師の会」に参加した。会が始まって、しばらくすると、いきなり議論になった。かなりベテランと考えられる方から、「コンテスト」の細部について異論が出され、成り行き次第では「辞退させる」などの穏当でない抗議に出会い、提案者が進行に困るという場面があった。言う人は言い、黙る人は黙るという日本的な風景がここでも見られた。ただ、議論が毎回白熱するらしく、そこだけは中国化しているのか。何しろ、ベテランには10年選手がゾロゾロいるのだ。