中谷風の瀋陽日記

  朝の体調の良いうちに昨日の続きを。
 会の終了後、私とアユさんの新人歓迎会やろうと言ってくれたのが、先ほどしきりと執行部に文句を言っていたワタさんとこれもベテランのスギさんだった。喜んでお願いしてついて行ったのが、会場の品和軒(お茶の店)から程近い中国料理店だった。中国で8年目というこれもベテランの宇さんが薦めた北京ダックの店だった。日本の中華料理店のフルコースに烤(中国語の焼)鴨(ペキンダッグ)とビール3本を付けて、一人頭50元ですんだ。味は申し分ないうえに、この安さ(700円強)には感激させられた。帰りは同じ方向の人と相乗りで帰ったが、繁華街から宿舎まで28元で帰れた。これも安い。確かにサービスはあまり良くないし、車内は綺麗とは言えないが、うわさに聞いた”ボラレル”ということは、今までのところなかった。運転手はしきりと話しかけるのだが、こちとらの生半可な中国語では何も通じない。アユさんが地図を片手に奮闘していて、私はといえば、良い気分で居眠りしかけていた。タクシーは最短の経路を通って宿舎にたどり着いた。まだ、7時前だった。