中谷風の瀋陽日記

 試験
 中間試験の季節になってきた。どこの国も生徒は試験が嫌いだ。なるべくなら、無い方がいい。教師もそうだ。しかし、試験はなくならない。やはり試験をしないと、必要な任務を怠っているように感じるし、そう見られかねない。昨日から、フウフウ言いながら試験問題を作成している。おそろしく旧式なカセットテープなどを後生大事に活用しているから、土壇場で故障したりする。そんな具合で、聞く方のテストを再作成しなければならなくなった。
 ということとは全く関係なく、及川何某という人物(清華大のカリスマ日本語教師とのこと)が我が校に来て講演するらしい。なにやら、講演マラソンとかいうのを企画して、全国各地の大学や日本語関連施設で講演をするそうだ。今回は中国語でするそうだ。
 少し微妙な感触だ。「よくぞ」と「何しに」の狭間にあってうごめくものがある。