清明節ー瀋陽日記

間もなく4月4日清明節だ。24節気の一つのこの日、中国では記念碑や墓前に花輪を献じ、革命烈士や故人をしのぶと辞書には記されている。この清明節を軸に連休にするのが常であるが、今年は2日、3日、4日の3連休になった。他の連休の場合もそうなのだが、前の土、日に翌週の月、火の時間割を持ってきて、3連休にしてしまうというからくりである。そんなことに疎い我々が日本的な感覚で予定を組んだりすると、寸前になって慌てなければならないことになる。
 土曜日の31日に会合を予定していたら、その日はどの学校も授業ということになってしまった。毎年のことなのだから、そういう予定を組んでおけばいいのにと思ってしまうが、実は寸前にならないと、細かな日程は決まらない。でも、中国の人は誰も慌てない。そんなものだ、という感じで何事もなく事を進めていく。会合の場所をいつもの例会の場所にと決めて、日程を調整していたら、今度はその場所が、例の重慶事件(王立軍)の影響で使えなくなってしまった。確かに重慶の前は瀋陽の公安のトップだったからなのか。それにしても理由はわからない、謎である。