会合ー瀋陽日記

 私達の教師の会はこの15年ほど続いている。その間には何度も危機と称するものがあったらしい。会長の動向に必ずその筋のマークがあったのは2000年前後のことだそうだ。折しも、例の領事館駆け込み事件があった前後のことだという。そのことと今回も関連するのかと思っていたが、案に相違して、事の発端は重慶事件であった。集会とか会合と名の付くものは、悉く規制されるようである。但し、5,6人ならば良いが、それ以上ならばだめというお達しがあったらしい。しかし、領事館などが公的に確かめるとそんなことはないという。つまりは、しばらくは自粛しなさいということのようだ。
 勿論、何を憂慮しているかは想像が付くのだが、これが暫く続くとなると、いろんな行事に影響が出てくる。そこが悩ましいところではある。しかし、学生と食事をするのまで規制されることはあるまい、と変に楽観的になっている。