暖房ー瀋陽日記

 4月1日から暖房が完全に止まった。前日まで、黒い煙を出していた暖房工場の煙突も、その日から全く煙が出なくなった。お陰で、随分、空気はきれいになったのだが、部屋の中が寒い。
極寒のときでも16℃あった室温が今は14〜15℃である。じっとしていると薄ら寒い。そうなると、あの黒い煙が懐かしくなるのだから、我ながら勝手なものだ。
 4月に入るとまた、例のスピーチコンテストの練習が始まった。
夕方の空き時間、もしくは夜の自習時間を使って、練習しなければならなくなる。勿論我々もその指導で付き合うことになる。
 夜は少し冷え込むので、仕舞っておいた冬用のコートなどを引っ張り出して羽織っていかなければならない。うっ、寒う!