暖房2ー瀋陽日記

 4月に入って、例のスピーチコンテストの練習が始めたことは書いた。今日も夕方の空き時間、もしくは夜の自習時間を使って、原稿のチェックと練習をした。個人的な体験などはかなり良く書けるのだが、一般化したり抽象化するところではみな苦労をしている。高校生であるところにもってきて、しかも、外国語で書くのだ。私が当事者だったらとても書けない様なことを学生に注文するが、翌日には何とか仕上げてくる。何度かのやりとりの末に、原稿が仕上がっていく。ともかく、彼らの能力は相当高い。
 私が学生であったらとっくに悲鳴を上げているだろう。
 それにしても、今晩も寒い。今日、日本から来た人は「もう桜は満開だよ』といっていた。久しぶりに聞く日本の生な情報がうらやましくも嬉しくもあった。