x'sパーティー瀋陽日記

 瀋陽の日本人がこんなにいるとは、という思いに駆られた。クリスマスパーティの席上である。約300人の日本人がホテルの1室に集合した。日本人会が主催で、会費を払いなおかつ当日参加費も100元払った人がこれだけいたことになる。言わば2重の関門をもの背もせずに集まった人たち。といっても多くは企業から派遣されて瀋陽に赴任してきたビジネスマン達だが、㉚歳から50歳ぐらいの人が圧倒的に多い。私のように60歳代を出た人間もいるが、そんなに多くない。単身赴任が圧倒的に多いのか、女性は全体の10の1にも満たないほどだ。
 そんな中で、思いもかけない人に会った。1テーブルに10人ぐらいがかける丸テーブル30幾つ並んでいたが、同じテーブルの人と名刺交換をしていて、その人から言われた。「ヨウコさんのお父さんですね。家内が同じ職場にいた物ですから、お名前はかねがね伺っていました。」いやほんとにビックリした。月並みだが「世間は狭い」。息子と一緒にこの学校の生徒に話をしてくれたことのある嫁のことが、瀋陽でまさか話題に上るとは思っても身亜買ったのだ。その方の写真を撮って、急いで息子の嫁にメールをしたのだが全く通じなかった。例のネットの規制かこちらのパソコンの問題か分からないが。
 宴会の席では少年少女の雑伎が演じられていた。感心するほど身体が柔らかい。