久し振りー瀋陽日記 

 思いついて、ブログを見てみると、約1週間ブログの更新をしていなかった。先週末から今週初めにかけては試験の採点と「瀋陽日本語弁論大会作文集」という集録の編集にかかり切っていた。気が付いたら、約1週間何も書いていなかったことになる。近頃では珍しいことかなと思う。
 この1週間で瀋陽は初春の寒さから夏の暑さに変貌した。この2日間は雨がぱらついたりして少し気温は下がったが、(下がったと言っても、午後9時現在の気温は18度だ。)火、水、木の3日間は最高気温29度、最低気温は15度前後だった。土地の人は「瀋陽には春は1週間しかない」とか「瀋陽には春と秋がない」と言っていたが、それを実感したのは3年目の今年が初めてである。
 つい1週間前には、校庭の桜が満開だったのだが、今日出かけた医科大学の校庭にはライラックの花が満開で、赤と白の花が入り乱れて咲いているのが美しかった。花は胸苦しくなるほど甘い香りをみなぎらせて、短い花の季節を満喫していた。
 私の所属する会は、余り議論もなく、報告に終始したが、「上に立つ人のキャラでこれだけ会の雰囲気が変わるのかな」と実感したものだ。自分の反省も込めて、そのことは記しておこう。
 2年が過ぎて、3年目を迎えても中国語の力は伸びない。自分の努力不足もあるのだろうが、「中国語が余り上手になってはいけない」と言っていた瀋陽を離れた老先生の言葉がなぜか今蘇ってくる。それでも、毎日、中国語のラジオを聞き流したりしながら、我流の中国語学習を続けている。記憶力という面では若い人がうらやましい。