中谷風の瀋陽日記・以前13

 日本語学校の教師をする一方で、女子大の講師を4年間継続していた。その学生たちの一部が「お別れ会=激励会」をしてくれた。3月の初旬のことである。吹奏楽の部長をしている子、演劇部の代表者で毎年の「シェークスピア劇」で重要な役者を勤める子、我が家の近隣に住むゲームの達人、日本語教師を目指して韓国で実習をしている子、そして、教師を目指す長崎出身の子、この子の祖母は長崎の原爆の被爆者だと言っていた。そして、今就活に苦闘している子。そういうメンバーが集まってくれた。
 彼女たちの熱気に当てられて、伯父さんはかなりヨパラッてしまっています。