中谷風の瀋陽日記

 書法3
 書道の先生が、続けてするのなら授業料を払ってくれといった。こちらも授業料のことを持ち出そうと思っていた矢先だったが、値段を聞いて息を呑んだ。1時間100元だという。日本円にしたら1時間1200円〜1300円ぐらいだからそんなに高くは感じないと思うが、こちらの物価水準からすると充分高い。実はマエ先生の二胡は一時間七五元と六五元の二種類がある。笛も七五元だという。
 書道は二時間連続だから200元を一回に払わなければならなくなる。
ためらったが、OKを出した。暫くはこれで続けて、基礎の終わった段階で、2週に一回のペースに変えようと思う。1週に1回でもかなり忙しいペースなので、少し練習の時間も、また心のゆとりも必要かなと思う。
 毎日の太極拳も日によってはいけないことが多く、未だに、皆さんのペースについていけなくて、途中で混乱させる役割になっているのだから。
 その太極拳だが、練習場所に82歳の方が来て、日本語で話しかけてくれる。「北国の春」の歌詞によみがなを書けということで、太極拳の合間に、北国の春を歌う羽目になった。その方は瀋陽大学の物理学の教授を退官した人だとのこと。次回はその方のハーモニカの伴奏で歌うことになるのかもしれない。明日、行ってみたらどうなるのやら。
 前回の報告の訂正:雑草だと思っていたのは、やはり芝生でした。撫順に行ったとき、同じ草があったので、案内役の学生に聞いてみたところ、それは芝生ですとの答えであった。街路樹を植林したりするとき、この芝生を植える決まりになっているのだとのことでした。訂正します。