中谷風の瀋陽日記

 果物
 中国は果物が豊富だとは聞いていたが、こんなに多くて安いとは知らなかった。ここは東北地区なのだが、春先からいろいろな果物の顔を見てきた。特に、この夏場になって夏の果物が出そろい始めると多くの果物に目移りがする。
 春先にも、柑橘類とリンゴのほかにマンゴーやパッションフルーツなどが並んでいて、これはどこから入っているのかなと不思議だったが、この夏場には、西瓜や瓜類が全盛であり、多種類の瓜にお目にかかる。マスクメロンは当然のこととして、名高いハミウリとか、小ぶりだがお美味しい瓜類など、かなり食欲をそそる。ただし、完熟だろうと思って買ったものがまだ早かったりすることもあるが、メロンのようにお尻が甘く香るまで待てば、大抵のものは美味しいという。しかも、値段が驚くほど安いのだ。果物通にはたまらない情報だろうな。これから秋にかけて、まだまだ増えるということなので、楽しみでもある。
 毎朝のサラダには、レタス・胡瓜・トマトに加えて、時にはセロリが、そして毎日リンゴか桃が入っている。これにメロンか瓜を加えたらどうだろうかと思う。そうそう、4月ごろは、マンゴーを切って入れていたっけ。