中谷風の瀋陽日記

 航空便
 荷物を日本から中国に送るのには、船便、SAL便、EMS便の3種類があって、安いのが船便で順番に高くなる。EMS便で家から品物が届くが、4.8kgで6000円だった。
 中国から送るにはどうしたらいいのかと、ハクさんに相談したら、付いていってくれたが、結局送れなかった。一つは目薬を入れていたので、液体はだめということになった。さらに、250元以上のものは領収書が必要だとのこと。中に封入していたので取り出すのも面倒というわけで、今回は諦めた。ハクさんには無駄足を踏ませてしまった。
 荷物を日本風に封をして持って行ったのだが、すべて開けて中身を見せなければならないと言われ、封を破った。出てきた血圧降下剤をみて、ハクさんはこれを毎日1錠ずつ飲んでいるといった。実は友人が中国で常用していたものが残り少なくなったので、購入して送ってくれと言われて学生を介して手に入れたものだ。結構な値段がしたものだ。
 結局諦めて、日本に戻った時にでも日本の郵便局から彼の元に送ろうと決めた。勉強にはなったが、午前中の予定が大幅に狂ってしまった。午前中は、お酢を買ってきて、漬物を漬ける液を作る予定だったのだ。