中谷風の瀋陽日記

 海苔巻き2
 昨日、海苔巻きを3年生に食べさせた。まず、制作過程をビデオに撮って、それを見せたのだが、手伝ってくれた、マエさんやミズさんの奥さんなどの登場で、学生にどよめきがきた。今回はセロリの代わりに干しシイタケの煮しめを入れた。結果は言うまでもなく。good! ビデオの後は、24切れしかないので、人数を絞っていくのに、クイズをやった。結構盛り上がって、試食しようとしたらもう時間だった。1つ目のクラスには感想は聞けなかったが、多くの学生が「おいしい」と言っていた。
 2つ目のクラスでも同じ要領で進んで、最後は少し感想が聞けた。「甘いのが好きだから、ちょうどよかった」「酸っぱいのが好きで美味しかった」などの他に「何かは分からないが、中国の料理にはない、日本料理独特の味がした」という、かなり微妙な感想もあった。味の素か、日本の醤油なのか、それとも干しシイタケや卵焼きに入れたダシの素なのか。その学生は「全体の味なのかもしれませんが」とも言っていた。
 ともあれ、学生にも受けて、今の所お腹痛などは聞いてはいないから、大丈夫だったのだろう。まずはめでたしめでたし。これで、7月26日の日本文化講座での吾輩の「料理講座」の見通しが付いた。この講座には、日本の遊びだの、和服試着だの、二胡による日本の歌の指導など、盛りだくさんの企画がある。今、物品を借りるのに領事館と交渉中だ。