中谷風の瀋陽日記

 夏休み
 こちらの学校の夏休みがどんな形式なのか少しわかった。中学1年から高校1年までは8月1日から3週間の休暇がある。高2はすぐに高3になるので、なんと、1週間の休みで8月8日から新しい学年が始まる。受験の学年だから当然なんだそうだ。そして、高3はすでに卒業しているのだが、日本留学に備えて、8月13日まで授業がある。
 学校の稼働状況を見ると、1学年だけが学校にいるのが、わずかに2週間だけだ。日本のように全学年が学校にいないなどということは全くない。経済効率を考えてだろうか。どうも中国では、これもごく当たり前のことのようだ。
 夏が少ない分、冬の春節休暇は長く、どの学年も3週間はあるらしい(正確にはどうかは確かめていないが)。
 これは冬がとても厳しいからだそうだ。ともかく、マイナス20度前後の日はざらにあるらしく、とても外を出歩くのには装備が大変だそうだ。ダウンコートや毛皮が内側に付いているブーツなどを用意しないと生活できないらしい。ともあれ日本で買ったものはあまり通用しないとか。今から楽しみでもあり恐ろしくもある。
 夏の終わりには冬物の安売りがあるとか言っていたが、少し注意しておこう。話によると、冬場の3分の1から2分の1の値段だそうだ。いかなくっちゃ。