停電と雪ー瀋陽日記

 今日は朝6時過ぎから停電と断水が始まった。ここ2か月ほどなかったので油断していたら、いきなりダブルで来た。朝の体操が終わって、朝食を温めている時に停電と断水。お蔭で、ミルクコーヒーは冷たいままで飲むことになった。夏なら構わないのだが、冬にね、冷たいコーヒーはいかがなものか。パソコンが使えないし、電気が点かないからいったい何をすればいいのかと思案の上、ナッツ類の皮むきと書道に決めた。ヘーゼルナッツ(榛子)、ピスタチオ(開心果)をそれぞれ2袋くらい剥くと3時間ほどかかった。その上、親指の爪が痛くなってきた。残りはまたの機会にしよう。午後からは書道で、王維の五言絶句「鳥鳴澗」を書いてみた。大きい字はやはり粗が出る。まだまだ、形になっていない。ちなみに「人閑桂花落 夜静春山空 月出驚山鳥 時鳴春澗中」という詩句だ。難しい字は一つもないが、バランスよく描くのがとても難しい。
 朝から降っていた雨が夕方から雪に変わった。先日の雪がやっと解けだしたかなと思っていた矢先に、また雪だ。
今日は、学生たちが夜中に雪かきをしている。少なくとも、日常に歩いたりする範囲は毎日雪かきをしておかないと、生活ができないからだ。停電と断水は午後6時少し前にやっと復旧した。まる1日寒かったな。