帰国ー瀋陽日記

 明日から日本に帰国する。予定では2月17日に中国に戻るはずだ。
 我々にとっても学生にとっても夏よりも冬の春節休みの方が長い。高2以下の学生は1月20日から2月19日までというほぼ1か月の休暇になったので、とても喜んでいた。3年生だけは1月30日から授業開始というわずか10日弱の休暇である。しかし、彼らは3年生、受験生だからしかたがないとほぼ諦め顔である。特に中国国内の大学受験の学生は今が正念場である。受験は6月だから、今は寸暇を惜しんで詰め込んでいる。また、欧米の大学希望者もこの2,3月ごろから各大学の推薦が始まるらしい。日本行の学生だけが、ほぼ1年後に各大学の2次試験を受けることになる。この時間差は18,19歳にとってはとても大きく、日本行の学生たちが、他の学生たちを羨ましがる数少ない1つの要因だ。今度、東京大学が9月入学に移行する方針を発表したが、日本の大学がそういう国際水準に移行すれば、留学生にとってもタイムラグが少なくなるし、日本の高校生にとっても、大学受験まで半年を残した卒業というのは、高校の学習の充実とか、入学前の自由な時間の確保とか、色々な面で新しい状況が生まれてくるように思う。私は、9月入学に全面移行に賛成だ。
 さて、明日以降は日本にいるが、例によってネットのアクセスでトラブルがあるかもしれず、何事もなければ、明日以降もこのブログは続けます。皆様よろしく。