中国嫁日記ー日本日記

 日本語教材を探し、本を見繕っていて『中国嫁日記』を見つけた。評判はすでに聞いていて、毎月購入している『中国語ジャーナル』にもその紹介があった。何よりも、嫁の月(ユエ)さんが瀋陽の出身だと言うことも、興味を持った要因であった。
 本の帯の宣伝文句に「1日4万hitオーバー! 日本&中国で話題の人気Blogが待望の書籍化!」「40才オタク夫×20代中国人嫁の4コマ漫画みたいな日常。」とあった。宣伝通り、かなり評判らしく、本屋でも目立つ場所に積んであった。
 作者の井上純一さんは「40才代でありながら、毎日アニメと漫画の話しかしません。机の周りには半裸の女の子の人形でいっぱいです。」という40男で、お見合いを通して12才若い中国娘と結婚した。二人の日本での結婚生活、そこから生まれる滑稽なことごとを4コマ漫画に仕立てている。
 ともかく面白い。二人のトンチンカンぶりと月(ゆえ)の変な日本語が。
 「さすが日本!」 ①月(ゆえ)が日本に来て一番ビックリしたことは【トイレに紙がある!!】ことだっったという。②なにせ全てののトイレに紙があるのだ。【すごい!】全てのドアを開いてまわっている ③【なぜ日本人はトイレの紙を盗っていかないのか!?】「なんでっていわれてもなぁ」 ④しばらくはトイレに行くたびに感動していたという [ここにも紙が!!]【さすが日本(リーペン)!!】
 活字では伝わらないね。ぜひ漫画の現物を読んでみて下さい。
 瀋陽から関空に着いてトイレに入った。ウオシュレットの便座が暖かくて、紙が全個室に備え付けられていた。「ああ日本に帰ったんだ」と実感したものだ。そんなことを思い出させてくれる。きっと授業でも使ってみよう。