切符ー瀋陽日記

 ハルビンの氷雪祭りに行こうと考えていて、列車の乗車券の購入に挑戦してみた。結果は上手く行った。案ずるよりは産むが易しか。Dナンバーの切符が取れた。ちなみにDとは「動車組」の略号である。瀋陽北駅と哈爾浜を4時間6〜7分で結ぶ。新幹線並みの速さであろうが、体験してみないことには詳しいことは分からない。
 まず、購入のために駅以外の乗車券の販売所を教えて貰って、自分で考えた複数の候補をメモにして、係員に手渡したら、担当の女性は数分入力した画面をにらんでいて、行きは第3希望(朝が早い)の券を、帰りは第1希望(昼過ぎに発って夕方に瀋陽に着く)の券を取ってくれた。料金は2等席で片道161元合計322元であった。お金を支払おうとしたら「:**××」と何かききとれない言葉を言った。「分からない」と答えたら、後ろで順番待ちをしていた人が、自分の身分証明書を出して、これこれと示してくれたので、やっと理解できた。
 切符を手に入れて、宿舎でホテルの予約とつき合わせてみたら、何とホテルは25,26日の予定になっていた。急遽キャンセルして、24,25に予約し直した。何とか間に合った。やれやれだ。
 ところが、今頃になってやっと気が付いた。肝心のカメラを日本に置き忘れてきたのだ。妻には至急送ってくれるように頼んだが、果たして出発日に間に合うか。「好事魔多し」とはこのことか。氷雪祭りの写真が撮れない!!