地鉄ー瀋陽日記

 地下鉄2号線(南北線)が正月に開通したことは知っていたが、乗る機会がなかった。瀋陽北駅へ行くのにはこの地下鉄(地鉄)が便利なので、交通路を確かめるために乗ってみた。開通間もないので、車両は新しく、室内も快適であった。世紀大厦駅を利用するのだが、地下は思ったより深くはなく、大坂の御堂筋線の地下ぐらいの深さであった。ホームは転落防止のための遮蔽物があり、列車のドアと連動してそのドアも開閉する。大阪モノレールなどにあるような仕組みだ。このシステムは1号線(東西線)から採用しているもので、最近日本でも多くなっているものだ。
 世紀大厦から10駅目に瀋陽北駅があり、所要時間は凡そ30分、バスだと1時間20〜30分の所だから、時間は3分の1程度になった。また、瀋陽北駅で下りて、鉄道の待合室までが徒歩3分ほどなのが助かる。宿舎を出てから、瀋陽北駅の待合室までゆっくり行って、丁度1時間であった。これで、バスより安心して乗っていられる。地鉄はほぼ10分置きに発車しているようで、バスのように途中、渋滞に巻き込まれる恐れがないのが嬉しい。さらに、終電が11時頃まであるのが助かる。バスは最終便が8時頃が最も多く、遅いもので9時である。それと比較すれば、飲み会などでタクシーの心配をする必要がかなり減ることになる。昨日、実際に9時頃に北二馬路の居酒屋を出て、9時45分頃世紀大厦駅に着いた。折しも雪でタクシーは一台もいなかった。雪道を歩いて宿舎に戻るのに25分ほどかかった。ほどよい運動にはなったが。