動車組ー瀋陽日記

 動車組(=新幹線?)に乗った。時刻表の予定では瀋陽北から哈爾浜まで4時間7分ほどだったが、実際は4時間20分ほどかかった。理由は明らかにスピードダウンである。行きも帰りも車内の速度表示を注目していたが、最高時速は150㎞を超えることはなかった。手元にある時刻表は2011年1月発行の「全国鉄路旅客列車時刻表」鉄道部運輸局・中国鉄道出版社のもので、恐らくは、福州の新幹線事故を受けて、全国に安全運転、スピードダウンの指示が出るまでの時刻表に基づいているものなのだろう。時間もいくらか変動があった。例えば帰りのD174は13:18哈爾浜発と時刻表にはあったが、実際の切符では13:35発だった。           
写真は帰りのD174(和楷号)である。室内は丁度日本の新幹線のような1列に3席と2席のシートがある型で、帰りは全席同一方向に向いていて、行きは対面シートで間に動かせないテーブルがセットしてあった。行きの車両の型は日本でお目にかかったことはない。このテーブルは乗降時には折りたたんで半分の面積になるが食事をしたり遊ぶときは全部広げるとちょっとしたテーブルになった。隣の4人は同僚らしく。テーブルを広げてトランプに余念がなかった。瀋陽から哈爾浜までずっとトランプのし通しであった。生憎と写真を取り忘れた。