始業ー瀋陽日記

 大学の入学式に次いで、授業が始まっているらしい。ある大学から、2人の報告があった。入学と同時に、すぐ、日本人学生と友達になったと言う報告や、別々の学校で教えていた学生が同じ学科の同じクラスになった(世間は狭い)という報告もあった。
どれも嬉しい。学生たちは南は鹿児島から北海道まで受験し、九州から東北まで散ってそれぞれ進学していった。まさに、日本全国に散っていったわけである。それぞれが4年後に会って、日本語で語り合ったら、きっと面白い方言が飛び交うことだろう。なにか、そんな場面に立ち会ってみたい気もするのである。
 卒業生が活躍する話を聞くと元気が出たものだが、それは、日本でもこの地にあっても変わらないことだ。