山海関ー瀋陽日記



 山海関=天下第一関は遼寧省と河北省の省境をなしている。5月1日のメーデー(国際労働節)を軸にした連休(4/29〜5/1)の間に本校にいる日本人教師5名と案内役の学生1名の計5名でこの山海関へ出かけた。
 ここは有名観光地ではないので、『地球の歩き方ー中国ー』などには一行も載っていない。しかし、中国ではよく知られた名所であり、学校の春の遠足などの候補地として上がるらしい。
 手元にある『中国旅游地図集』の河北省の欄に少し説明が載っている。「山海関:天下第一関と号する。天下第一関、老龍頭、角山長城、長寿山、堰塞湖、九門水口などの名勝がある。山海関の関城は周囲4㎞で4つの城門がある。鎮東門が最も壮観で、中に“天下第一関”の扁額がある。」と極めて簡にして要を得た説明である。
 今回は、切符の手配などを同僚に頼んだ。連休中のこと故、思うような切符が取れず、29日は14:33発の快速になった。しかも、座席は硬座である。
 着時間は19時55分となっていたが、着いたのは20:30過ぎだった。ホテルについて、すぐに食事にでたが、食事にありつけるか不安だった。しかし、遅い時間にもかかわらず、海鮮料理の店が開いていて、ゆくりと食事を楽しめた。
 旅の楽しみの半分は「食の楽しみ」にある。(写真はすべて九門水口長城にて)