山海関2ー瀋陽日記

 


今日は写真特集。九門口長城を後にして、我々7人乗りワンボックスカーに8人乗った一行は「天下第一関」を目指した。8人乗りになったのも、意外な理由からだ。当初は運転手と我々6人の予定であったが、運転者と車の所有者が異なるため、車の所有者が不安がって割り込んできた。「車に傷をつけられたら困る』という名目なのだが、本当の意図のところは分からない。お陰で案内役の学生が座席半分に座らせられて、一日窮屈な思いをさせられることになった。
 山海関の城壁を1?程歩いたが、意外に大きな関所町だった。学生が「高校が街の中にあったよ」と目ざとく見つけていた。ここも、かいほうご荒れるままになっていたのを、1980年代から修復したと書いてあった。今回は行かなかったが城壁作りにちなむ「孟姜女」の話でも有名な長城である。
 老龍頭長城で、長城は海に出、そこで長城の任を終える。先には茫茫たる渤海の海が横たわるばかりである。外敵が海から来るとは考えなかったのか、あるいは、来ても防ぎ要はないと思ったのか。
 歴史は皮肉だ。その最も防ぐべき異民族が瀋陽の地からこの山海関を超えて北京に入城することになろうとは。
 

 


今日は写真特集。九門口長城を後にして、我々7人乗りワンボックスカーに8人乗った一行は「天下第一関」を目指した。8人乗りになったのも、意外な理由からだ。当初は運転手と我々6人の予定であったが、運転者と車の所有者が異なるため、車の所有者が不安がって割り込んできた。「車に傷をつけられたら困る』という名目なのだが、本当の意図のところは分からない。お陰で案内役の学生が座席半分に座らせられて、一日窮屈な思いをさせられることになった。
 山海関の城壁を1?程歩いたが、意外に大きな関所町だった。学生が「高校が街の中にあったよ」と目ざとく見つけていた。ここも、かいほうご荒れるままになっていたのを、1980年代から修復したと書いてあった。今回は行かなかったが城壁作りにちなむ「孟姜女」の話でも有名な長城である。
 老龍頭長城で、長城は海に出、そこで長城の任を終える。先には茫茫たる渤海の海が横たわるばかりである。外敵が海から来るとは考えなかったのか、あるいは、来ても防ぎ要はないと思ったのか。
 歴史は皮肉だ。その最も防ぐべき異民族が瀋陽の地からこの山海関を超えて北京に入城することになろうとは。