婚礼ー瀋陽日記

 同僚の中国人教師の結婚式に招かれた。朝8時50分に地下鉄21世紀大厦駅前で送迎バスに乗って行く予定なのだが。またまた、時間の思い違いで、1時間早く着いてしまった。勿論誰もいなかった。一度引き返して、出直した。バスは40分ぐらいで会場の蘇家屯のレストランに着いた。蘇家屯の会場は、以前、自転車で出かけた博覧館会場(6月25日から7月3日までモーターショウを予定)から車で10分ほど先にあった。
 中国人の結婚式に初めて招かれたとあって、期待して出かけた。期待どおり新鮮な体験であった。事前に聞いていたので、200元のお祝儀を用意していったが、会場でもらった赤いお祝儀袋に入れて裏に名前を書いて用意した。(親しい友人は500元だとそうだ)。



 会場は見渡したところ、40テーブル(400人)ほど入れる計算。すでに、沢山の招待客で埋まっていた。だが、舞台ではまだ、イベント業者が舞台の設定中であった。予定の開始時間の5分前なのだが、誰も慌てないし、急かせる雰囲気もない。悠然とのんびりとシャンパンタワーの設定をしている。
 定刻に少し遅れて、式が始まった。演出は中国らしく、花火に囲まれた入場。場が一度に盛り上がってきた。入場後、一礼し、早速、キャンドルに点火、来賓のあいさつ、花婿の誓いの言葉、花嫁の誓いの言葉、友人代表から結婚証明書の披露、各父親からの息子・娘の紹介とお礼の言葉、指輪交換と定番通りの式の進行であった。