甘味ー瀋陽日記


 本当のところは、スィーツと書くべきなのだが、漢字2文字の趣味で「甘味」とした。
 学生と話をしていて、私の好物が「大福」だということを話すと「じゃ、スィーツの店へ行きましょう」と言うことになった。2週間ほど前に約束して、土曜日の午後に出かけた。3人と約束したのだが、1人は「どうしても逢わなければならない人と会うので」今日は来なかった。その理由と言うのも、高2でアメリカに留学した同級生が一時帰国しているのに会いに行くと言うことだそうだ。結局は、女子学生二人とお爺さん(「おじさん」?)の奇妙な取り合わせである。しかも、甘党の店である。

 青年大街の「万象城」という高級ブティックが多く入っているデパートの地下に、目指すスイーツの店があった。「満記甜品」という名の店で、瀋陽市内にも3店舗あるという、近頃人気の店であった。「いつも混んでいて、特に週末はいっぱいなんですよ」と教えてくれた通り、3時ごろ空き席はまばらで、私達が出る頃は、外で客が列を作っていた。
 この店は本来、台湾資本のチェーン店で、中国全土にたくさんの支店があるということであった。
 まずは、口にしたスィーツをご覧ください。