牛乳ー瀋陽日記

 今日は朝から小雨が降っていて、肌寒い日である。天気予報では雪となっていたのだが、予想よりも気温が高かったのか、この辺りは小雨がぱらつく状態が1日中続いた。朝から、旧友の追悼文集を仕上げることに没頭していて、昼過ぎにやっと仕上げて、編集担当者に送った。出来映えはともあれほっと一息を付いて、小雨の晴れ間に買い物に行った。牛乳を2週間分ぐらいまとめ買いするのだが、昨日完全に切れていた。中国の牛乳は全て「ロングライフ」の加工乳であり、ひどいのになると、2ヶ月前のものが、スーパーの積み上げた底の方に残っていたりする。私などは、製造年月日を確かめて、1週間以内のものでなければ買わない。運がよければ、前日の日付のものに巡り会ったりする。そんな時は、やはりうれしくなるのだが、中国の人たちは余り気にしている風でもない。
 どうしてそんなに牛乳を消費するようになったのかというと、カスピ海ヨーグルトを作っているからである。日本で「カスピ海ヨーグルト」の種を買って持ち込んだので、大体、3日に一回ぐらい、約400ccぐらいの牛乳を足して、今はセントラルヒーティングの暖房機の上に置いている。こうすると1昼夜ぐらいで完全に醗酵してくれる。作り置いている林檎ジャムと一緒に食べるととても美味である。写真が撮れたらいつか載せようと思う。