規制ー瀋陽日記

 このブログと共に、facebookの書き込みもしているのだが、ご存じの通り、ネットの規制はかなり厳しい。特に、ある種のソフトを通して、日本のyahooのサイトなどにアクセスしようとしても、1日に30分も繋がらないときが多かった。特に、党大会の開催中はである。確かに、日本のネットなどでは、中国の現体制にとって都合の悪いニュース、例えば、温家宝首相の親族の巨額の蓄財などが入ってこないようにと言うこともあるだろうし、ともあれ、党大会の間は、普通のニュースサイトでも、かなり気を使っていたように見受けられた。
 その党大会も、今日で閉幕、新しい習近平体制がスタートしたわけである。中国のニュースサイトには、習近平の少年期や文革期の逸話などが紹介されて、いかに人民のことを絶えず気にかけている指導者であるかといったことが語られている。
 ともかくこの大会は、開始そのものが大幅に遅れ、指導部の体制も一新するというだけあって、江沢民元主席と胡現主席との間の権力闘争が激しかったという情報を日本の新聞から得たが、恐らくは、それもあったのだろう。この厳しいネット統制の理由には。
 胡錦濤主席が江沢民元主席と差し違える形で「江の院政」の悪習を絶ちきったというのは高く評価されても良いことだと思う。中国の未来にとっても慶賀すべきことだと思う。この話題はここまで。
 政治はあまり話題にしないほうがいいのではと思いつつ、今日が今日なので書いてみた。不適当だったら消してしまおうと思うが、いかに。