回族ー瀋陽日記

 学生と話しをしていて、食事を一緒にしようという約束をした。当日は男二人と女一人の3人の学生に引率されて、「回民社区」と名付けられた回族の人びとが多い地域のレストランを目指した。その中の女子学生が「私は回族出身です。ですから、回族料理を食べに行きましょう。」と提案してくれて、今回は回族の料理と言うことになったのだが、瀋陽回族の多い地域があることなど全く知らなかった。

 場所は市政府(役所)の東側、遼寧省博物館の裏手の方に「回民小区」というバス停があり、その近辺の一角が回族の多いところだそうだ。道々、学生の説明によると、回族の色は白と青であり、全てのものが白と青を基調にしているのだということであった。
 

確かに「回民社区」と書いてある、回族レストラン街の入り口も青と白であった。中に入って少し行くと、回族の小学校があったが、そこは美事に白青の色が鮮やかなシャレた感じの建物であった。

彼女の出身小学校ではなかったが、回族の子弟が通う学校に違いなかった。そこに行く途中に、髪を被り物(名前を忘れた)で覆っている女子高校生を見たり、独特の帽子(昔スカルノ大統領などが良くつけていた)を被っている男性などが道を歩いているのに出くわしたりした。