カラオケ2−瀋陽日記

 少し慣れてきたら、自分で曲を入力できるようになってきた。そこで、幾つもの古い歌を入れた。「北へ」「親父の海」「お袋さん」どれも古すぎて、学生は勿論のこと、若い日本語の教師にも聞き覚えのない歌だった。
僕は一人で3曲を続けて歌った。学生も付き合って黙って聞いてくれていたが、正直退屈しただろうな、でもそれを顔色に出さないところが偉い。学生が歌う中国の歌で何曲かは知っている歌もあってそんな歌の時は、一緒に声を合わせたりしていたが、日本の新しい歌となると全く分からない。AKB48の「ヘビーローテーション」ぐらいがやっと耳に聞き覚えがあるかなという程度だ。かくなる上は、観察か写真撮影に集中することにしたが、途中から、カップルが消えてしまって、残りの6人が歌い継ぐことになった。
 昨日の写真はその一場面だが、当節のカラオケ事情でおもしろい漫画を目にしたことがあるので、今日はその紹介をしようと思う。

 今、学生にリレー日記を書いてもらっている。5,6人で一班を作って、大体1週間に一回は日記を書いて次の人に送る。2週間に一回ぐらいは僕のところに提出してくれるが、日記のこと故、僕宛の個人的な手紙を順番に書いているような塩梅だ。勉強の悩み、留学を巡っての両親との意見の食い違い、恋の悩み(本来は禁止されているが、それは万国共通の青春期の悩み)とか、読書記録や果てはアニメ評なども載っていたりする。
 そんな中に、女子学生が書いた「当節カラオケ事情」という漫画が、とても良くできていたので写真に撮っておいた。何かの本にあった漫画を写したのかも知れないが、現在の80后、90后世代の生態がよく現れていると思うので、紹介したい。