桂林ー桂林日記

 2月25日、もう1週間以上前になるが、僕たち夫婦は桂林行きの南方航空機の機中にいた。約2か月前に旅行社を通して購入したチケットは総額7千元だった。ネットで取ろうとした航空会社の値段が8千元だったから、保険料込みで旅行社の飛行機代が7千元というのは安い。どうしてそうなるのかその仕組みはまだ分からないのだが。
 ともあれ、南方航空のCZ6262便は満席であった。中国の国内線に乗るのはこれで2回目だが、左右に3席の1列6席80列程の中型機で、関空瀋陽を結ぶ国際線よりも大型だった。飛行機は桂林から更に広西チワン族自治区の中心都市南寧に行く予定なのであった。もちろん、乗客の99%は中国人だと思われる。順調なフライトであったが、予定より20分遅れの4時間20分ほどで桂林国際空港に到着した。
 少し予定よりも遅かったので、タクシーを捕まえようとして観光案内所にタクシー乗り場を訊ねると、後で案内するからと言って、明日の旅程を聞いてきた。「漓江下り」をどこかで申し込まなければならないと考えていたので、渡りに船だった。明日の漓江下りが1人RMB480元だった。ホテルでのピックアップサービス、乗船券、ランチ代、英語ガイド料等の込みの値段だったから、手ごろな値段だと思って申し込んだ。
 ところが、翌日はどうなのかと又聞いてきた。特に予定は立てていなかったフリーの日だったので、思い切って、龍勝・龍脊梯田巡りの1日ツアーに申し込んだ。結果にには、2日目は余分だったのだが、そうなろうとはだれが予想しただろう。
 タクシーは女性ドライバーで、いきなり100元と言ってきたが、ガイドブックなどからみると、決して吹っかけではなかった。
 約1時間で桂林市内の「桂林賓館」に着いた。ガイドブックでは1泊670元の部屋がネット予約で1泊400元の確保できていた。僕たちにしたら初めての4つ星ホテルである。