桂林8ー桂林日記

 蝙蝠山の次に見えてきたのが、「九龍戯水」だとの説明があったのだが、まだ朝靄が濃く、はっきりとは捉えられない。九龍戯水とは、岸壁天帝からせり出している部分が竜が水に戯れている姿に見えるところから名付けられたという。龍は天帝から桂(金木犀)林を摘んでくるように命じられた龍だとの言い伝えがある。また、桂林の名は桂花が多いことに由来する。
 次にはっきり確認できたのは、「楊堤風光」である。楊堤風光は最も桂林らしい景色が楽しめる璃江下りの注目のポイントというだけあって、岸辺から離れた少し広がった彼方に奇岩、名峰が重畳と連なっている。羊の蹄のような形の峯があり、天帝の皇女が迷った羊を追ってここに着き、船乗りの少年が吹く笛に魅せられて住み着いたという伝説がある。伝説の「羊蹄(yangti)」が転じて「楊堤(yangdi)」となったとも伝えられる。(ここに写真を一枚入れようとするのだが、upできない)
 昼食を摂って一休みしている頃に、ガイドが間もなく「黄布倒影」といわれる有名なポイントに着くと言いに来てくれた。20元札の裏側に印刷されている桂林で最も有名な場所だそうだ。慌てて20元札を財布からだし、札の裏面と移りゆく風景とを照らし合わせてみた。周りにいる人びとは皆申し合わせたように20元札を取り出して、天空にさらしている。妻も20元札を示して、記念写真に収まってくれた。(その写真をfacebookには載せたのだが、今回うまくupできるか分からない)