桂林9ー桂林日記

 日本人旅行客:
 観光船が出航して4分の1ほどの行程を行ったときに、日本語が聞こえた。近寄ってみると、若い女性の四人連れが賑やかに話しながら、互いに記念写真を取り合っている。「島」の問題以後、JTBやトラピクスなどのパック旅行には中国観光は完全に姿を消していたので、今回の旅でも日本人旅行客に出会うことはあるまいと思っていた。ところが、若い四人連れである。大学生かと聞くと、大学4年生で卒業旅行だという。
どこの大学生とまでは聞かなかったが、言葉遣いから関東の学生のようだ。4人とも就職が決まったので、中国旅行に来たという話である。若い学生達は割と国際情勢に頓着しないで観光地に気軽に来ているのだと感心したりしていた。記念写真を撮ろうかというとぜひと言ってくれたので、1枚摂った。どこかでこのブログに出会って、自分の写真を見てくれることを期待して掲載する。
 さて、「黄布倒影」の後は「美女峰」「駱駝過江」と過ぎていくのだが、どれがどれか見分けも付かず、やや興味を失ってきた頃に「螺螄山(カタツムリ山)」現れてきた。この山は一目でそれと分かるような格好をしていて、特徴的だった。その後は奇岩・名峰は姿を消して、なだらかな山が飛び飛びに連なるようになると、陽朔に近づいているのだった。