再開ー瀋陽日記

 この10日間ほど、この欄を更新していなかった。風邪を引いたことから来る億劫さもあるが、他に急ぎの仕事が数件あって、それに掛かりっきりになっていた。今日数名の若い人たちと仕事をして、やっと目処も付いたので、このブログを更新してみようという気になった。
 まず、三連覇できなかった報告から。
 毎年この頃は、北京で行われる「高校生日本語弁論中国代表選抜大会」の結果を受けて、川崎市で行われる世界大会に向けて準備に取りかかっているのだが、今年は残念ながら、2位グループと3位グループになってしまった。今年の1位には上海の外国語大学付属高校と済南市の高校の生徒の二名に決まったそうだ。バランスから見ると、華北地区と華南地区から一名ずつ選抜されたのは例年通りだが、上海からは2年連続して出ていた有名中学からは選ばれず、東北地区からも2年連続して世界大会で優勝していた私の学校が選ばれなかった。
 主催者の日本語教育を中国全土にという意図は諒とするのだが、審査が長引いたという話を聞いているだけに、当日の実力や出来のほどはさておいて、一抹の割り切れなさが残るのも事実だ。平たく言えば、やっぱり悔しいな!というところだ。