接待ー瀋陽日記

 接待(jie1dai4)、招待(zhao1dai4);款待(kuan3dai4)
 中国語の辞書にもそのまま載っているところを見ると、日本語の「接待」や「招待」が中国語としても定着したのだろうか。
 日本人教師に対して、月に一回のペースで招待がある。中国料理だったり、日本料理だったり、韓国料理だったりするのだが、その年の三学年の教師から7人の日本人教師に「日頃お世話になっています、今後もよろしく」という意味で招待がある。
 今月は明後日の8日(土)になったのだが、この話も、つい先程、ハクさんからの連絡で知った。またまた、中国的スケジュールである。早くて前々日、遅ければ前日になって翌日の日程(もしくは日程変更)を知らされる。僕はもう慣れたのだが、今年来たばかりの人には、それで学校が回るのかといった疑念を抱かせるものだ。年間行事予定だとか、月刊行事予定の調整に悩まされてきた僕たちには理解できない世界だ。
 ところで、新政権になってからの役人の「接待禁止」の宣布で、民間業界では様々な工夫がなされている。外のホテルや料理屋を使うわけにはいかないので、会社の施設を使った「宴会」「麻雀」などが今盛んになってきている。その責任者などは毎日の接待で家にも帰られず、離婚の危機を迎えている夫婦もあるという話を聞いた。「バブル期」の日本のサラリーマン家庭に多くあったような話である。