代講ー瀋陽日記

 この間10日近く、ブログを更新しなかった。心配された方から家内に連絡があったそうだが、ブログに取りかかっている時間的な(精神的な)余裕がなかったからである。
 というのは、本来日本語教師である僕が、社会科の教師の代講をするというという事態になって、社会科のニワカ勉強に忙しかったからである。社会科の先生が急遽帰国することになったことには、以前触れたが、その後、代替の教師を探すこともできず、4月当初の毎日自習という状況と同じ状態が続く生徒たちと学校管理者の困惑ぶりを見かねて、「代わりに授業をして欲しい」という依頼に応えたというわけである。
 しかし、前の教師が担当していた6時間(コマ)分を1人で担当する自信も蛮勇もなかったので、同じ日本語教師のK先生に3時間分の授業をお願いすることにした。Kさんが社会科の教師であると言うことを聞いていたからである。
 日本語教師の僕がなぜ?と疑問に思われるだろうが、教師になり立ての3ヶ月間社会科教師の代講したことがあったことを、4月頃にハクさんに言っていたからである。
 しかし、まさか現実になろうとは思いもかけなかった。
 今、日本史と地理の猛勉強中である。この科目をこんなに勉強するのは実に50年ぶりではないかな。
 息切れしないように、ともかく、急場を乗り切っていきたい。