お詫びー瀋陽日記

 暑中見舞いを出したのだが、送る相手を選択している時、相手のメールアドがアクティーブなかたちで送ってしまって、いろんな方々に迷惑をかけてしまった。お詫びします。我ながら「無知は恐ろしい」と感じている。
 明日から、3年生は模擬試験で、授業がなくなった。また、下級生も学年末の大掃除や教室移動などでバタバタしていて、授業はない。今頃教室移動をするのは、新学期に入ったらすぐに授業には入れるようにするためだが、それというのも、例年に比べて夏休みが長くなったからだ。遼寧省(国?)が進める「ゆとり教育」のお陰で、2年生以下の夏休みはなんと5週間になった。それでも、他校に比べて、3週間ほど短いのだが、時代の流れには抗しきれないのか、本校も流れに従うことになったようだ。
 お陰で、僕にも思わぬ休日ができたので、テレビの「慰安婦」問題の特集の翻訳を始めて見た。


            BTV「北京衛視」番組『档案①』の特集番組
       日本軍に強制された“慰安婦”の悲惨な運命
               提供:中国酒魂「汾酒」(2013年5月30日放送)
 
註①档案:各機関が保存する文献、書類、調書など。個人の履歴や思想・言動などについての記録を指すことが多い。

*(映像)タイトルバックに日中戦争時の日本軍の侵攻、従軍慰安婦、抗日戦争などの映像が流れる。
語り手(講述人)が慰安所のセットに登場し、従軍慰安婦の問題について語り始める。 
橋本徹―日本の右翼政治家、日本大阪市市長―
① 2013年5月13日、日本維新の会共同代表であり、大阪市長である橋本徹は、「従軍慰安婦」の問題について、「慰安婦制度」は第二次世界大戦の時期、日本軍の紀律に必要であり、日本政府や軍が「慰安婦」の行為を直接、採用し、強制して連れて来たり、脅迫したりした証拠はないと繰り返し強調し公言した。
慰安婦の写真

② 橋本徹がこの発言を公表した後、2013年5月14日、我が国外交部の定例記者会見で、外交部洪磊報道官は橋本徹に代表される日本政府に対して強い憤慨の意を表明した。
*中国外交部定例記者会見―2013年5月14日
  「我々は日本の政治家が人類の良識と歴史の正義に対して公然と挑戦する言説を発表したことに驚くとともに強い憤慨を表明する。」(洪磊)