寒温ー瀋陽日記

 三寒四温:晩秋から初春にかけて、3日間ぐらい寒い日が続いたのちに4日間ぐらい暖かい日が続き、これを繰り返すこと。中国東北部朝鮮半島などではかなり規則的な現象としてあらわれる。〔季冬〕
 電子辞書の「大辞泉」にはこう記してある。ハクさんが以前に使ったので、このブログに紹介したら、ある人から「この言葉は春先に使う言葉じゃない?」と言われて、なるほど、3日寒くって、4日暖かいのだから春に向かって温んで来る時使うのだったかなと納得していたのだ。しかし、辞書を調べてみると、上のように書いてあった。
 というのも、昨日から異様な暑さが続く。早朝6時の気温が5℃であった。明け方も寝苦しさのあまり、4時過ぎに目が覚めてしまう。昨日と一昨日がそんな調子であった。一昨日などは、目が覚めて、朝のジョギングを終わって帰ってきてもまだ夜が明けない。時計を見たら、5時過ぎであった。つまりいつもより1時間も早く走っていたわけである。道理で校門も開いていなかったわけである。門番の小父さんもぐっすり寝ていたのだろう。良くぞ起こさなかったものだとホッとした。校内を2週半ほどして帰ってきたのだが、暗いうちからグランドを走っている姿を他の人が見たら、「あの日本人おかしいのではないか」と思われたことだろう。有明の月に明けの明星が瀋陽にしては珍しくくっきりと見えていた。その時点でも気づいていないのだから、始末におえない。1週間前はマイナス6℃、7℃という最低気温だったから、この暖かさは逆に体にこたえてしまう。
 こうなると、寒いのなら寒いで一貫してほしいと思う。僕の体は勝手なものだと思うのだが。
 今朝のジョギングで近くの溝川の堤防を走ったが、残っていた雪もほとんどなくなっていた。川が凍結するのはやはり1月になるのだろうか。
 それにしても今年の冬は例年に比べて寒くない。地球温暖化のせいなのか、日本もまだ暖かいと聞いている。本当に冬は来るのか。