寒温2ー瀋陽日記

 昨日までと打って変わって、今日は朝から冷えていて、午前6時現在でー3℃、9時現在で-4℃である。昨日の午後から雨になり、雨の中を自転車で買い物に行った僕は、この雨が通りすぎると寒くなるかなと予想していたら、やはり予想通り大陸性高気圧が張り出してきているようだ。今日の予想最低気温は-6℃であるが、明日は-10℃、明後日は-12℃となっているから、やっと(というか「いよいよ」というか)冬らしい冬が到来する。このパターンは、4寒3温と言い直した方がいいのかも知れないが、それも含めて「三寒四温」なのだろう。校庭がうっすらと雪化粧していた。おかげで、学生の朝の体操はなくなって、恒例の雪掻きだ。雪といっても凍り付いているから、学生がスコップをカラガラ言わせるだけで、雪はほとんど掻けない。それでも、いくらか普段の体操よりも楽しそうである。大幅な変化は苦痛なのだが、小幅の変化は楽しいものだ。僕にとっても。
 僕は雪の日のコースにしている高架下を走ってみた。高架下だから積雪はないのだが、前日の雨が凍り付いていて滑るところもある。雪は横殴りに降ったらしく、高架下の広い中央分離帯の土の上もうっすらと雪を置いている。中国は右側走行なので、右側を走る。時々車が追い抜いていく。毎日のことなのだが、やはり車が後ろから来るとハラハラする。帰りはUターンをしてそのまま右側車線を戻ってきた。今日は1台も逆行している僕に向かってくる勇気のある車はなかった。走った歩数は大体二千歩ほど、距離にして1500mぐらいだろうか。いつもの走行距離だ。途中歩いたりするから、所用時間は30分ほどである。寮に戻って、コーヒーとトースト、卵と野菜サラダの朝食を摂ってから、朝シャワーをする。昔は考えられなかったのだが、今はこの方が生活習慣として気持ちが良い。息子がやっているのを真似てみたのだ。