お萩ー瀋陽日記

 学校の日本語文化祭で残った糯米を貰っていたので、お萩を作ってみようかという気になった。昨日、市場でやや大きめの小豆を見つけて買っておいたのだが、それを昨夜から漬けておいて、昼過ぎからあんこを作り始めた。小豆を350gほど(目分量)に塩を少々、砂糖は250gほどにした。ネットのレシピに甘さ控えめの量が書いてあったのでそれに会わせた。ところで、初めてのことなので、小豆を下ゆでしたお湯を全部捨てた。灰汁を取るのだとレシピには書いてあったが、田舎でもそんなことしていたかなと半分疑問に感じながら捨てた。水をたっぷりと書いてあったので、煮上がるまで(指でつぶれる程度まで)煮詰め続けたが水がなくならない。小豆が表面にでているぐらいまで煮汁を捨てて砂糖などを入れたのだが、それでもなかなか水分を飛ばすことができない。煮上がったままで、冷えたら固まるだろうと考えて、小1時間冷やして、糯米を炊きにかかった。1時間半ほどして糯米を見たら、上手く炊きあがっていた。これもレシピどおり、糯米と同量の水にしたので、柔らかさは丁度良かった。米は家内が日本から送ってくれた糯米が残っていたのを先に使った。
 さて、小豆は期待したほど固まっていなかった。糯米を搗いた麺棒(?)で小豆を搗いてみたが余計だめなので、もう一度、火にかけながら麺棒で小豆を搗いた。適当なところで火を止めて、鍋ごと水で冷やした。
 餡が外を覆っているものと大福のように中に入っているのと2種類作ってみた。大福型のものには煎り胡麻が合うと書いてあったのだが、生憎なかったので、味付けのりを下に敷いてくるりと巻き込むようにしてみた。上には青のりをぱらぱらと振ってみた。見た目にはお握りのようになった。
 赤い小豆にくるまれたぼた餅とお握りのようなぼた餅を並べてみるとまあ彩りは悪くない。食べてみたら両方ともいける。お握り型は味付けのりの塩味も加わって微妙な味になっていた。3つずつお皿に入れて、若い日本人教師の部屋に持って行った。受け取ってくれたが果たして合格点かどうか、心配だ。