麗江2ー雲南日記

 麗江の飛行場についたのは、実に23時5分だった。前回のミスで懲りた僕は手荷物を機内持ち込みにしていたので、手荷物を持ってタクシー乗り場に急いだ。深夜にもかかわらず、タクシーが列を作っていた。乗り場に急ごうとしていた僕たちに女性が声を掛けた。乗る車はあるのかと聞くので、タクシーを使うというと、私が送ってもいいと言う。白タクだった。値段は80元でいいと言うので、即その女性に決めた。長い列のタクシーを横切って彼女の車にたどり着くと、トヨタのサーフなどに似た車であった。深夜の道路を彼女は安全運転で車を走らせる。料金所も顔パスのように過ぎていく。麗江の市内までは、たっぷり50分はかかっている。
 ホテルの近くまで来たのだが、車はじっとしている。「あなたはホテルを知っているか」と聞いたが勿論知っているわけがない。ネットで予約したのだというと、電話をしなさいという。
 実は昆明でホテル到着が24時を過ぎると伝えていたので、ホテルはちゃんと迎えてくれるとは思っていたが、場所は全く知らない。電話をして、その電話に運転手にでてもらった。
 迎えに来るからと聞いて、車の中で10分ほど待つと、ホテルの従業員が二人も迎えに来てくれた。
 手には電灯を持っていた。深夜にもかかわらず、音楽で賑やかな公園をぬけて、入り組んだ小路や階段を上って、やっとホテルについた。タクシーで来て、古城の入り口でおろされていたら、今夜中にはたどり着けなかったかも知れない。白タクでもいい人に当たった。
 古民家風のホテルだったが、部屋は4つ星級のとても良い部屋だった。