玉龍雪山5ー雲南日記

 4680mの展望台まで来るのに、20分ほど費やしただろうか。





 展望台は意外に広く、祠のような小さな建物が建っていた。日本なら山岳信仰の神社の祠があるのだが、こちらは土産物屋であった。登高記念のメダルやペナントのような物が売ってある。金メダルが20元、銀メダルが15元、銅メダルが10元だった(と記憶する)。何人かの観光客が、売り子を相手に値段の交渉をしている。
 周りの眺望は、本当に澄み切っている。遠くに甘海子から少し先に行った平地が見える。13の峯が南北35km、東西12kmのエリアに並んでいる。正面の最高峰は扇子陡5596mである。
 4方のパノラマ写真を撮り終えて、急いで戻ることにする。下りは楽だが、時々凍ったステップがあるから要注意だ。至る所に、観光客が小休止している。
 10分ほどで帰り着くと、妻が出たときと同じ姿勢で待ちかねていた。