瀋陽日記ー住宅2

 今日から表題に瀋陽日記に変えようと思う。
 その時のテーマはーの後に書く形式にする。
 さて住宅の続きだ。
 前回書いた物件の詳細が分かった。
 建築面積:約52.54㎡  1㎡単価=4532元
 1室1庁(リビング)1衛(バストイレ)  と表示されているが、図面の面積は40.15㎡しかない。
 よく調べてみると、残り12.39㎡は上下水道共有面と出窓(ベランダ)部分を参入しているらしい。
 総額238111元を特別優遇価格で223549元で売ると言う。約6%の値下げである。その内訳まで書いているが省略する。
 不動産購入計画表(置業計画表)にはその下に住宅ローン(貸款)計画まで載せてある。そこは日本と同じく、総額、ローン金額 月額返済金の欄がある。即金ではなくローンで返済しようという人も多いようだ。前回の計算式を当てると、223549元×17×5=19、001、665となる。日本円にして1900万円の物件である。これに内装費約8万元×17×5=680万円を加えると、総額2580万円になる。1LDKにしてはかなりの高額になる。これでも購入者が後を絶たないというのが驚きだ。
 だが、現在の購入者のうちで瀋陽市内に住む人はごく稀で(そういう人はすでに購入済み)、周辺部の小都市から買いに来る人が多いと言うことだ。
 とすると、やはりバブルが何時弾けるか危惧されるのも頷ける。
 すでに多くの報道で知られるように、市内の高層マンションでさえ、空き室が目立つようになってきている。それでも以前は、市内に住み、こういう不動産を2つ、3つ持っている人は珍しくなかったのだが、今や政策も変わって、持ち家の他に1戸しか買えなくなったそうなので、今後はどうなるか分からない。心配して学生などに聞いてみると、「なに、子供名義にすれば良い」という返答が即座に返ってきた。上に政策あれば、下に対策ありの国だから、なるほどとうなずけないこともない。