2013-01-01から1年間の記事一覧

慰安婦ー瀋陽日記

従軍慰安婦の問題についての連載を続けようと思うのだが、関連する日本のサイトを調べていて、この問題に関する様様な資料や個人ページの書き込みなどを目にした。この特集についていずれ触れることになる中国人従軍慰安婦万愛花についても、まじめな頁とと…

映像2ー瀋陽日記

参議院選挙の敗北を宣言した後も、橋本徹大阪市長は共同代表に居座っていられるらしい。次の衆議院選挙に向けて戦うと宣言しているらしいので、僕のこの連載も途中でやめるわけには行かない。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・④ 韓国『中央…

お詫びー瀋陽日記

暑中見舞いを出したのだが、送る相手を選択している時、相手のメールアドがアクティーブなかたちで送ってしまって、いろんな方々に迷惑をかけてしまった。お詫びします。我ながら「無知は恐ろしい」と感じている。 明日から、3年生は模擬試験で、授業がなく…

試験ー瀋陽日記

学年末試験の真っ最中だ。生徒たちは次年度のクラス分けに関係してくるので、必死である。この学校は、中1から高1までは徹底した能力別編成(中国ではごく普通)であって、高2から進路別にクラスが分かれる。希望したクラスに行けるかどうかの判断基準も…

白塔市場ー瀋陽日記

白塔市場を訪ねるのも1年ぶりである。以前は南北に走る瀋営公路と東西に走る白大公路の交差点の西側がまだ未開通で、その比較的広い道路の両側に露店市場が並んでいた。道路は未舗装で、地面むき出しの所にテントを立てたり、雨晒し の露店を開いたりしてい…

白塔ー瀋陽日記

ほぼ1年ぶりに白塔(バイター)に行ってみた。激変していた。1年前、朝の太極拳に参加していたので、早朝の5時半から白塔のそばの作りかけの公園の広場に行っていたものだ。その時は、あちこちを掘り返しているわ、道路は作りかけで 未舗装だわで、前日が雨…

金貨2ー瀋陽日記

金の値段が気になるので調べてみた。勿論、ネットだから、日本の実勢の値段である。 K24のインゴッド100gが今日現在で404,455円の買い取り価格と出ている。つまり、1gにつき4,045円だ。K18(18金)のジュエリーが1g=2.844円と出ていた。 中国「十二支金貨(…

金貨ー瀋陽日記

家から送って貰った『3千枚の金貨』(宮本輝)を読み終わった。前作の『草原の椅子』と対になるような沙漠(砂灘)の描写が不思議と生々しい。新疆ウイグル自治区のトルファンからコルラ、クチャ、アクス、カシュガルと西に向かう旅での印象的なエピソードが…

絵心ー瀋陽日記

僕には絵心がない。歌なら少し、人前で歌ったりしても恥ずかしくない程度に好きだ。絵心がないのは、服装のセンスなどにもよく出ていて、妻からよく、取り合わせが悪い、着こなしができていないなどと小言を頂戴する。だから、絵を描ける人や絵手紙などをす…

大雨ー瀋陽日記

少し前の話なのだが、7月1日、2日とこちらでは珍しい豪雨だった。どうも前線の卵のような低気圧が発生したらしく、二日間にわたって降り続いた。特に2日は集中豪雨のような雨で、学生達は朝昼の体操がなくなって、喜んでいたほどだったが、市内は床下浸水が…

代講ー瀋陽日記

この間10日近く、ブログを更新しなかった。心配された方から家内に連絡があったそうだが、ブログに取りかかっている時間的な(精神的な)余裕がなかったからである。 というのは、本来日本語教師である僕が、社会科の教師の代講をするというという事態にな…

鳳凰山ー瀋陽日記

毎年この時期になると、学校の企画で「外国人教師一日旅行」が企画される。今年は、丹東への日帰り旅行の希望が多かったので、僕を含めた3人にとっては一昨年訪れているだけに、二回目となった。定番通り、斷僑、鴨緑江遊覧のあと、鳳凰山を訪れた。 鳳凰山…

日本文化講座ー瀋陽日記

校内の日本文化講座を生徒中心に開催した。2年ぶりなのだが、前回とは違って、今回は生徒の活動を中心にして、教師は助言者の位置でサポートし、全面に立つことを控えた。結果的には、生徒は達成感と充実感を持って終えることができた。 冒頭に瀋陽日本語文…

帰国2ー瀋陽日記

もう一つ帰国の話しは同じ学校の同僚のことだ。 留学生試験の文系選択者には「総合科目」という社会の試験が課されている。地理・歴史(世界史・日本史の主に近現代史)・政治・経済・現代社会といった社会科の科目のほとんどすべてを網羅した、まさに「総合…

帰国-瀋陽日記

この季節は、学校年度の変わり目ということもあって、何人かの日本語教師が日本に戻ることになる。今年も、親しくしてきた3人の教師が帰国することになったのだが、その中の一人の話が同世代の男性である僕には、耳に痛かった。 彼女は、中国での日本語教育…

紗窓ー瀋陽日記

纱窗(sha1chuang1)=①紗張りの窓。②網戸:紗あるいは金網を張った窓。 日本はもう夏日だと妻から聞いた。昨夜などは午後9時過ぎでも、室内で28度あったそうだから、さぞかし暑かったことだろう。それに引き替え、当地は昨夜は22℃、一昨夜は17度であったか…

VTR-瀋陽日記

夕方、買い物に行っての帰り、ジョギングをしている生徒に出会った。聞いてみると、地下鉄の駅から学校まで走ったと言うことだ。どうして今頃に学校にと訊ねると、今晩から学校だと答えた。そこで、初めて今日が12日で、3連休の最終日だったのだと気付いた。…

新聞-瀋陽日記

今日のニュースをネットから取り出してみた。 ≪中国は、同国5度目となる有人宇宙船の「神舟10号」の打ち上げに成功した。(写真は「CNSPHOTO」提供) 「神舟10号」は10日の発表通り、11日午後5時38分(日本時間同日午後6時38分)に、内モンゴル自治…

接待ー瀋陽日記

接待(jie1dai4)、招待(zhao1dai4);款待(kuan3dai4) 中国語の辞書にもそのまま載っているところを見ると、日本語の「接待」や「招待」が中国語としても定着したのだろうか。 日本人教師に対して、月に一回のペースで招待がある。中国料理だったり、日…

陣雨ー瀋陽日記

陣雨(zhenyu);にわか雨、通り雨、晴天の日にひとしきり降っては止み、またひとしきり降る雨。 辞書にはこのように書いてあった。 今日は午前中に印刷会社に行って、この1か月ほど掛かりっきりになっていた弁論大会のまとめの冊子の原稿を納入し、編集の打…

再開ー瀋陽日記

この10日間ほど、この欄を更新していなかった。風邪を引いたことから来る億劫さもあるが、他に急ぎの仕事が数件あって、それに掛かりっきりになっていた。今日数名の若い人たちと仕事をして、やっと目処も付いたので、このブログを更新してみようという気に…

村上新作ー瀋陽日記

日本から村上春樹の『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』という長い題名の新作が届いた。初版は4月15日に発売されたのだが、私の手元にあるのは、4月30日発行の第7刷だ。2日に1刷のペースだから、今や20刷を越えているのではないかと勝手に推測して…

追悼2-瀋陽日記

Y氏の追悼文の中でもう一つ、心に残ったものがある。 それは彼の恩師について記した遺稿である。 それは「人生を決定づけた恩師」という短いエッセイなのだが、教育者としてのあり方を彼に教えた真に「恩師」と言うべき方の面影を恩愛と尊敬と感謝の情で書…

追悼文集ー瀋陽日記

昨日、家から送られてきた亡友の遺稿・追悼文集を読み終わった。その中の亡友の奥さんの文章が心に残った。 「・・・当時学生運動は盛んで、安保闘争(60年安保)へと進んでいきました。Yは二年・三年の時に学生自治会の委員長をしていました。運動は結構激…

久し振りー瀋陽日記 

思いついて、ブログを見てみると、約1週間ブログの更新をしていなかった。先週末から今週初めにかけては試験の採点と「瀋陽日本語弁論大会作文集」という集録の編集にかかり切っていた。気が付いたら、約1週間何も書いていなかったことになる。近頃では珍し…

朝陽鳥類化石公園というのは名前しか知らなかったが、行ってみて驚いた。広大な敷地に、化石展示の大きな建物が二つ、化石森林等々。その大きさ規模はFさんに言わせると「福井の恐竜博物館に比べたら五〇倍はあるな。特に化石の寮が圧倒的だ。化石好きの友…

朝陽2-瀋陽日記

2日目は「遼寧朝陽鳥化石国家地質公園」という長ったらしい名前の公園なのだが、これほどの規模で、きちんと発掘品が整理展示されているのには驚いた。鳥化石公園と称しているから、鳥の化石なのかと思っていたのが浅はかだった。恐竜と鳥類を繋ぐミッシン…

朝陽−瀋陽日記

生徒2人を案内人に仕立てて同僚たち4人と朝陽まで1泊2日の旅をしてきた。双塔のうちの南塔(北塔に行くつもりがどういう具合か)と鳳凰山国家森林公園、二日目は朝陽鳥類化石公園というコースだ。列車やバスで行くことも考えたが、一人旅と違って団体旅行は…

外歌ー瀋陽日記

外歌=外国の歌 というのは僕の造語だが、毎年恒例の「外国語歌合戦」が今年も行われた。学校主催ではなく、学生会(生徒会)の中の社団(クラブ連合)の主催だという。僕にしたら3回目なので、初年度のような驚きはなくなった。相変わらず達者な生徒たちの…

爆死2-瀋陽日記

ボストンマラソンで亡くなった女子学生のことが気になっていた。ふと思い立って、地元夕刊紙を探したら、4月17日の時点で、かなり詳しい記事が載っていた。それは、彼女のルームメイトが中国の“微博”で呼びかけていたのを特集した記事だった。 「皆さんに私…